校庭・園庭芝生化 早わかり設計ガイド <小学校 編>

はじめての芝生化を成功へ 知っておきたい 7つのチェックポイント

私たちの校庭で、芝生って元気に育つのかな?育てられるかな?

芝生を元気に長く育てていくためには、いくつかの条件を確認しつつクリアする必要があります。それぞれの事項を一緒にチェックしていきましょう!

都市部の校庭で芝生化が上手くいかなかったワケとは!?

[ CHECK! 1 ] 児童一人あたりの芝生面積はどれくらい取れそうですか?

この面積に応じて、芝草の種類を含めた工法などを決めていきます。
どの部分にどの程度?という事前の計画が、その後のトラブル回避と管理作業軽減に直結します。

☆ここでの芝生選びは、日ごろ子どもたちが、遊びや運動で十分に園庭や校庭を活用すると同時に、年間通じ青々とした芝生であることを前提としています。

  児童1人当たり
の芝生面積
おすすめ
芝生種類
おすすめ
基盤土壌
校庭の特徴 概 要
地方の学校が多い 30㎡以上 ノシバ、コウライ、スポーツターフ、
WOS無しでも可
土壌改良だけ
でも可
面積:大
児童数:少
芝生へのダメージ :少
校庭が広く、児童が少ない地方の校庭によく見られる、既存土壌を改良し、ポットで植える鳥取方式が多い。
冬季積雪等で校庭が使用不可になる地域が多く、WOSをしなくても芝生を維持できる。
16㎡以上 グラスミックス工法であればより良い。 面積:大〜中
児童数:少〜普
芝生へのダメージ :少〜普
地方、郊外の学校に多い。芝生、基盤種類とも選択肢が多いが、ノシバ、コウライや、WOSなしを選択した場合は、冬季の校庭利用により、一時的な春期の養生や、部分的な芝生張り替え補修が必要となることがある。
都市部の学校が多い 15㎡~7㎡ スポーツターフ、WOSあり グラスミックス工法が最適。 面積:中〜少
児童数:普〜多
芝生へのダメージ :普〜大
都市部の学校に多い。地方の学校と比較して、一人当たりの芝生面積が狭く、芝生へのダメージが大きい。1年を通じて校庭を利用する為には、休眠している暖地型芝草を日々の利用から守る為WOSが必須。
6㎡以下 面積:少
児童数:多
芝生へのダメージ :大
東京など人口が密集する都市部に多い。芝生としては最も苛酷な環境で、素足での校庭遊びの推奨、芝生があまり生育しない時期(1~2月)での校庭利用の頻度ダウンなど、ちょっとした工夫が必要。適切な工法選びと管理体制作りがポイントとなる。

[ CHECK! 2 ] 日照は、年間平均6時間以上ありますか?

樹木や建物の陰による日照不足。
この後、この芝生は枯損してしま
いました。

芝生の生長には日照が不可欠。春分・秋分頃の南中の太陽高度は約55度、遮光物の高さと同じ長さの影を延ばします。特に、南・西側の樹木、建物には注意を。外周部も木陰と雨だれを考慮ください。

[ CHECK! 3 ] 導線、歩行路を確保してください

外周部は芝生化せず舗装を残して
います。

芝生化は、全体の70~80%までに。特に WOS をおこなう場合では秋季に約1ヶ月の養生期間が発生します。芝生に入れなくなったときに利用できる場所を確保することも大切です。

[ CHECK! 4 ] 遊具周りは避けてください

どうしてもという場合には保護材
を利用して芝生の根を守ります。

遊具下は過度の踏圧で芝生が禿げ、基盤が掘れてしまいます。
そうした場所では保護材を利用するか、思い切って人工芝にすることをお勧め致します。
また校庭での遊び方や利用方法も事前にご確認下さい。

Q&Aで確認する

[ CHECK! 5 ] 排水手段を確認、検討を行ってください

芝生の表面を流れる雨、浸透する雨がどこに集まるか、考慮しましょう。
日々の利用に負けない強い芝生を生育する為にはスプリンクラーでの定期的な散水をお勧めします。詳しくはターフカーペットイリゲーションシステムのページをご確認下さい。

特に、外周部を芝生化する場合は注意が必要です。
CHECK3芝生レイアウトパターンシート をご確認下さい。

[ CHECK! 6 ] 自治体の助成金を確認してください

芝生化を行う園に対して下記の自治体が補助制度を設けています(2014/07現在)
・東京都 ・埼玉県 ・神奈川県 ・横浜市 ・大阪市
詳しくは こちらの資料 をご確認下さい。

芝生化施工についてのイニシャルコスト、ランニングコストについては、
お問い合わせ下さい。

[ CHECK! 7 ] 年間通じてこのような管理が必要です

■年間管理表(参考)

この表は、遊ぶ・運動する、6㎡/1人以上の校庭を想定し(グラスミックス工法×ソッドレスターフ)、その芝生化を対象にした管理作業の目安を示すものです(状況に応じて変動あり)。
東邦レオの管理サポートでは年6〜8回の『生育診断』を行い、芝生の状況を確認し、病害虫の発生、灌水頻度、芝草の刈り高、芝生の管理作業について適切なアドバイス、指導をおこないます。

年間管理表(参考)

誰が中心になって、どのように管理すればいいのでしょうか?

芝生はみんなのものですが、管理主体となる方々は必要となります。
私たちは、学校関係者、地域の皆様、どなたが主体となっても芝生管理を行えるよう、様々なサポートを行っています。こちらはその一例です↓

まず、芝生化について最低限の知識を知り、皆で共有するための説明会を行います。

子どもたちの喜びや健康に、具体的にどんな効果があり、どんなことに注意すべきか、校庭芝生に関わる多くの方たちに知っていただきます。学校ごとに取り巻く環境は様々、管理チームの形成にもご協力いたします。

● 実際に園庭芝生で行われている様々な管理体制

次に、芝生管理のご担当者に、芝生・土壌について理解していただきます。

具体的な維持管理について、実際に担当される方に知識を深めていただきます。

  • 年間の管理計画を管理者と一緒に作り上げます。
  • 定期的に生育診断、土壌調査をおこないます。
  • 芝刈・芝草・土壌基盤についてわかりやすく講習をおこない芝生の知識、メンテナンスの楽しさ(芝刈り勉強会)を体感してもらいます。

座学による芝生勉強会

芝刈り勉強会

そして、芝生を通じて子どもたちに環境教育を提供します。

  • 種蒔きや芝張りを子どもたち、学校関係者、地域の方とおこなうことにより「自分たちが育てている芝生」という意識を持って頂きたいと思っております。
  • 芝刈りはできるだけ児童、学校関係者や地域の皆さんに行って頂き、地域のコミュニティとしての場を作ります。

芝張り体験

地域の皆さんによる芝刈り

ときには、イベントで芝生化を盛り上げます!!

これまでにも様々実施し、好評いただいています。

裸足教室

専門講師による「裸足教室」 で親子、子供からシニア までが芝生で楽しく心身を健やかにする方法を体験

裸足教室

スポーツ綱渡りスラックラインの皆さんとコラボした、芝生の上で
スラックライン体験

裸足教室

学校の方々と協同で芝生イベントを開催。企画、運営も行います。